ぞっとする怖い話!本当にあった心霊体験談!「招いてない客人」

もうすぐ、世にも奇妙な物語が特番でやるそうですね!

個人的にあの独特のイントロがすごく怖いなーと昔から思っていました。

タモリさんのあのサングラスからの表情が、とても不気味に思える番組でもあります。

ホラー好きのかたは、いまからとても楽しみで仕方がないことでしょう。

さて、今回は話題マンデーでご紹介するぞっとする怖い話です!

 

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招いてない客人「山本のいじめ」

 

中3の俺のクラスにはいじめがあった。

いじめられていたのはクラスでも、おとなしかった山本だった。

最初からいじめられていたわけじゃないけど、中3になってあるとき山本の制服がなんだか猫臭いとみんなが言い出したことがきっかけだった。

 

俺は小学校のときに少しだけ山本と仲がよかった時期があって、山本の家に遊びに行ったことがあるので知っているが、確かに山本は猫を実家で4匹くらい飼っていた。

当時は将来「動物のお医者さん」になると夢を語っていたこともあった。

 

俺は山本がいじめられているのを知ってはいたけど、助けることはできなかった。

やっぱりよくドラマとかで見るように、いじめを助ける側が次にターゲットにされてしまうのもおかしくない話だからだ。

 

クラスの委員長も、普段は優しいやつも、それぞれがみんな助けたい気持ちはあっても誰も動けずにいる。

主犯でいじめをしているのは一部のグループなんだけど、やっぱりそいつらに一緒に誘われると断れなかったりもして、結局一緒にいじめに加わってしまう。

だから、ようするにクラスの全員で山本をいじめていたと、俺は思っている。

 

ある日、これが山本を見た最後の日のことだった。

その日は、いじめの主犯だったグループの奴らが、女子と一緒になって山本の体操服を「臭いから洗ってやる」と言って、教室でバケツの水を山本にかけて笑っていた。

季節はもうすぐ冬になる頃だったのに、山本は泣いているのか水で顔が濡れていたのかわからないが、とにかくすごく震えていたのを覚えている。

先生が教室に入ってきたときに、俺は救いの目で先生の注目したが、先生が山本に言ったのは「濡れているところをぞうきんでふいておきなさい」だった。

 

いじめのアンケートに何を書いたとしても、山本を助ける人は誰もいなかった。

だから・・

その日、山本は自分で命を絶ったんだ。

俺はいじめをしていたクラス全員の責任だと思っていたし、お通夜でみた山本の両親の姿が目に焼き付いて離れなかった。

 

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後編

 

山本が亡くなってからは、先生はやたらと「受験に本格的に取り組め」と主張し、山本のことがなかったかのように、責任から逃れるような発言ばかりをするようになった。

俺はたまらなくなって、放課後、自宅に帰宅するときにわざと山本の実家の家の前を通って帰宅した。

なぜか、小学生のとき以来の山本の実家がみたくなったからだ。

山本の実家の横を通ると、なぜか猫が4匹くらいウロウロしていた。

「あれは・・・」

ふと考えてみると、たぶんあれが山本んちで飼っていた猫に違いない。

小学生のときに見た記憶なので色や柄までは覚えていないが、4匹ということは覚えていた。

あの猫をすごく山本は可愛がっていたし、そのせいで「臭い」といじめられるようになったんだ。

優しさが裏目にでるなんて・・本当にかわいそうで仕方がない。

 

俺はいたたまれない気持ちになって、逃げるように走って自宅へ帰宅した。

「ただいまー」

そう言うと茶の間からはお母さんの「おかえりー」という声がして、俺はとりあえず制服を着替えに自分の部屋のある2階に上がっていった。

自分の部屋に入って、制服をハンガーにかける。

すると、部屋をノックする音がした。

「入っていいよー」

どうせお母さんだと思った。しかし、返事はない。

おれはおかしいな?と思っていると、再びノックされた。

今度は声を出さないで聞いていると、「お茶持ってきたわよー」という声がして今度こそお母さんだった。

その前のノックは空耳だったのかもしれない。

しかしおれは部屋のドアをあけて、ぎょっとする。

「はい、これ、お友達と飲みなさいねー」と言って、お母さんはおれに2つのコーヒーを渡した。

「なに?誰も来てないけど?」

おれはなぜか強張る・・。頼むから違ってほしいと願った。

 

「あら・・?おかしいわねぇ?さっき昔ほら、よく一緒に遊んだ子・・そうそう山本くん!一緒に入ってきたでしょう?」

「うそだろ・・・?あいつがくるわけないじゃんか」

 

おれは身体がだんだん震えてくるのがわかった。

お母さんにみえるはずがないのに・・なにが起きているんだ?

俺が硬直したまま動けずにいると、突然・・俺の背後から猫の鳴き声がした。

とっさに俺は振り返る!!

もうやめてくれ・・・・・・・。

だけど、なにもいない。

 

俺の不可解な行動に、お母さんが首をかしげる。

「まぁ・・いいけど・・。とにかく、お友達と仲良くしなさいね」

「あ・・ああ、わかってるよ」

「今日、大野さんに聞いたんだけど、あんたのクラスで亡くなった子がいるんだって?噂だとクラスでいじめられてたっていうじゃないの?あんたは関わってないのよね?」

 

俺はお母さんの言葉を遮り、部屋のドアを思い切りしめた。

 

俺の・・部屋に山本がいるのか?

いったいなにしにきた?

恐怖で足が震えてうまく立つことができないので、おれはベットに腰掛けた。

そして、思い返す・・・。

 

そう、おれがクラスのみんなに「山本は猫を飼っているからその匂いが臭い」と最初に言ったのだ。

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