話題マンデーオリジナル
ぞっとする怖い話!
本当にあった心霊体験談のコーナーです。
霊感のある筆者がご紹介する、実際にあった本当の話です。
今回は、霊感のある女子高校生が体験した心霊体験談。
もしも、同じ体験をした人がいたら要注意。
「匂いがする友達」です。
匂いがする友達
〜某県に住む女子高校生の体験談〜
これは、私が高校2年生のときに体験した話です。
私は当時、2人の友達と一緒にいました。
そのうちの1人の友人であるAちゃんが、ある日突然、変な匂いがするようになりました。
もちろん、香水とかコロンのいい香りではなく、はっきり言うと…すごく生臭いのです。
何かがくさったような、そんな匂いでした。
その臭いがどうしても我慢できなかった私は、思わずもう1人の友人であるBに確認しました。
「ねえ、最近なんかさAちゃん、変な匂いしない?」
すると、Bは不思議そうな顔で首をかしげ、「全然しないよ」と言います。
その言葉が信じられないくらい、私にはこんなに強く強烈な匂いを感じるのに…。
正直鼻を押さえないと近くにいられないくらいの強い匂いなので、私やBじゃなくても他の教室の友達でも気がつくと思ったのですが…
だれもAちゃんの匂いについて、言っている話はききませんでした。
それから1週間以上が経ち、たまたま学校の女子トイレでAちゃんと2人きりになるときが…。
私は手を洗い、Aちゃんは髪の毛をとかしています。
すると、Aちゃんが鏡越しで私を見つめて言います。
「ねえ、最近なんか…変じゃない?あたし、なにかした?」
手の動きを止めて心配そうに見つめるAちゃん。
最近、匂いが我慢できず態度に出てしまっていたのかもしれません。
私は、今でも強烈な匂いがしているのですが、心配かけないようにしようと笑顔を作ります。
「全然普通だよ?なにもないから心配しないでよ〜」
「そうなの?じゃあ今日久しぶりに家に遊びにこない?」
オーバーなリアクションで笑ったつもりだったのに、Aちゃんは怪訝な顔をして私を見つめます。
その表情を見たら、断ることもできず、わたしはAちゃんの誘いのまま家に遊びにいくことになりました。
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後編
気が進まないままAちゃんの家に着き、Aちゃんの部屋に2人で入ると、Aちゃんはお菓子を持ってくるといって部屋を出ていきました。
私は、じつはそのとき、Aちゃんから匂いのする原因がなんとなく分かっていたのです。
私にしかこの臭いを感じることができないとすると…心霊現象が起きていると確信していたのです。
私は昔から霊感があり、Aちゃんの家に入ったとたんにすべての謎がとけました。
Aちゃんの自宅は2階建ての古い家なのですが、玄関をあがるとすぐに、知らない老婆の幽霊が横たわっているのです。
それだけでもぞっとしましたが、そのまま廊下を進んでいくと、和室があり、そこの奥にはヒモがぶら下がっていたのです。
もちろん・・・私が見えたものは、実際に他の人からもそう視えるというわけではありません。
私の持つ、霊感がそう私に見せたのです。
Aちゃんの匂いの原因は、おそらく幽霊に取り憑かれているのか、死期が近いのか…?
嫌な想像が頭を巡りました。
Aちゃんが部屋に戻ってきました。
黙って私に温かい緑茶と、おまんじゅうを出すAちゃん。
私は、意を決して恐る恐るAちゃんに言いました。
「あのね…ずっと言えなかったんだけど、Aちゃんから変な匂いがするの。何かが腐ったみたいな。それでね…信じてもらえないかもしれないんだけど、言うね」
「・・・・・・・うん」
「Aちゃんちに、おばあさんの幽霊がいるの。それも自分から亡くなった、あんまりよくない幽霊。もしかして、そのおばあさんの幽霊がAちゃんに何かしてるかもしれないの」
さっきみた老婆の幽霊の姿と、Aちゃんの匂い、それから今目の前にいるAちゃん。
私は今にも心臓が破裂しそうな勢いでしたが、黙ってテーブルの一点を見つめるAちゃんの返事を待ちました。
すると、驚くべき答えが返ってきたのです。
「…よく……わかったね」
そう言ったAちゃんの声は、いつものAちゃんものもではなく、私は震える足を踏ん張りすぐに立ち上がり、Aちゃんの家から一目散に逃げました。
その次の日の朝(夜だと怖かった)、私の母がAちゃんの自宅に電話をするとAちゃんがいつもどおりに在宅していました。
それから、強制的に家をお祓いしてもらうことになり、それからしばらくしてAちゃんからの変な匂いは消えたのです。
あとから聞いてみたら、Aちゃんは中古物件を購入したばかりで、あの家でたまに足音や、ギィギィという音が深夜に聞こえてくることもあったそうです。